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Q.受託者になったらどのように信託財産を管理すればいいの?

A.受託者は信託財産を、自分の固有財産とは分別して管理することを要します。

受託者は信託財産と、受託者自身の固有財産とは明確に区別して管理する必要があります。その具体的な方法としては、信託財産の種類により次のようになります。

ちなみに、預金を管理する信託口口座の作成に関して、金融機関によっては信託契約書の事前審査を求められることもありますので、前もって打合せをしておくと良いでしょう。

  1. 信託財産が不動産である場合
    不動産の名義を受託者名義に変更し、併せて信託の登記をすることを要します。この登記を怠ると、その不動産が信託財産であることを第三者に対抗することができません。
  2. 信託財産が株式である場合
    株主名簿の株主の名義を受託者の名義に変更し、併せて株式が信託財産に属する旨を株主名簿に記載することを要します。これを怠ると、その株式が信託財産であることを当該株式会社や第三者に対抗することができません。
  3. 信託財産が預金である場合
    預金の名義を受託者の名義に変更し、受託者が管理します。受託者名義への変更については、預金通帳の名義人欄に受託者たる旨を明記することに対応している金融機関は現在増えているところですが、未だ対応していない金融機関もあります。仮に預金のある金融機関が対応していない場合には、受託者の固有財産の通帳とは別の通帳で管理したり、別途の帳簿等を作成するなどして、信託財産である預金と受託者の固有財産である預金を明確に区別して管理することを要します。
  4. 信託財産が動産である場合
    信託財産と受託者固有の財産を外形上区別することができる方法により管理することを要します。例えば、信託財産には札をつけるとか、固有財産とは保管場所を分けることで分別管理することが考えられます。

つまり、登記や登録ができるものについては登記または登録をなし、そのような手段がないものについては、受託者固有の財産とは明確に区別できる方法で管理することを要すると考えれば良いでしょう。

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